旅の発見、耳の落ちている川 [旅]
おはようございます。
旅で目にするものは、たいてい新鮮に感じるものですが、
旅慣れてくるとそれほど新鮮に感じなくなってきます。
でも、時たま、中でも目を見張ってしまうモノに遭遇します。
今日の発見は、「耳」
東南アジアを旅していて寺でよく見かける仏の涅槃像の耳も、
大きいものは赤子の背丈ほどありますが、
こんかいの それ は、びっくりするほど大きかった。
それも、いきなり、そこに、ある。
ただ、そこに、 ある。
うーーーーーーん と唸る事しばし。
辺りを見ても、説明の看板が立っているわけでもないし
犬と散歩中のおじさんに聞いてみた。
「これ、なに?」
「耳」
「うん、しってる。でも。。。」
「○X△□ みみ」
「ン?ええっと、プルコワ(なんで)???」
「ワラッ、ジュヌセパ(ボクもよくわからない)」
なんじゃ。
観光案内所もない田舎町なので、その不思議はとうとうわからずじまい。
ところが、
隣街に移動する道すがら、ガソリンスタンドで、何と謎が解けた!
そこには、かの「耳」の絵はがきが!
(街で観光客など一人も会いませんでしたが。。。)
伝説によると
昔々、L’Isle sur la Sorgueというこの街を作った巨人がいたが
ある日悪人に殺されてしまった。
バラバラに切り刻まれ倒れた巨人の体は川に沈んでいったのだけど
なぜか耳だけが沈まずに残ったので
村人は街の守護神として大事に守ったという。
大切な秘密や願い事を 誰にも見られることなく この耳に話すと
よいことがあったり願い事が叶う
と信じられているらしい。
巨人の耳と生きている街。。。
なんか、宮崎駿ワールドチックでいいですね。
川沿いは公園になっていて、すぐそばには水車がきらきらとした雫を
散らしながらゆったりと回っていました。
場所はフランス、アヴィニオンの近郊。
もしもアヴィニオン音楽祭、芸術祭にお出かけの際は
この美しい小さな街を探してみてください。
朝もやの散歩
では
おやすみなさい
深礼//
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