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パリ、蚤の市、月のかんざし [月シリーズ]

おはようございます。

お月さまのモチーフを見かけると、つい手が出てしまうのは私だけではないでしょう。
本日も、月コレクションにまつわるお話を一つ。


季節は冬。
クリスマス前のパリは歩いているだけでワクワクします。
Soldes(セール)は私にはあまり縁がなく、
専らウインドーショッピングと蚤の市巡り。
PICT0042.JPG
広場が豊富なので、いたる所でサタデーマーケット

パリの地下鉄は、一度のり方を覚えると非常に使い勝手がいいです。
ライン番号と終着駅さえわかれば、乗り換えもその表示をたどればいいし。

お気に入りの市場は、地下鉄4号線の終点、
Porte de Clignancourt ポルト・ドュ・クリニャンクールの蚤の市。
オペラ座あたりから乗っても25分位で着きます。

駅から市場にたどり着くまでの100mは、上野のアメ横のような雰囲気。
露天は同じような古着や靴、革製品、アクセサリーの店がひしめきあって
あまり見るものはない。

蚤の市と言っても規模は大きく、常設の店も多く、迷路のよう。
何と言っても圧巻は、
市場の奥の奥にあるアンティーク家具、鞄、装飾品。
どんな人がどんな暮らしの中で使っていたのかなと想像すると、ワクワク。

どこかの地方の豪邸に下がっていただろうシャンデリア、ふいご、ワイングラス、
ビーズバッグ、鏡、ベッド、暖炉、犬小屋!
持ち主の体温が感じられるような、あまりにも生々しいモノは、
小物でも触れることさえ躊躇します。
何か「気」が残っているような空気が。。。

それで言うと、
必ずといっていいほど、どの国の蚤の市でも、日本のもの、特に日本刀や鎧兜
ばかり集めている店が一軒はあります。ここのも例外でなく、すごい。
おどろおどろしくて私はすぐに退散します。
この場所にあってはいけない気がしてしまいます。

そういえば、ルーブルや大英博物館のエジプトのミイラなど、本来の場所から
移されてしまったものには、毎回同じような気持ちが起こります。。。


さて、そろそろ帰ろうかと思った時、また逢ってしまった。お月さん。
CIMG4702.JPG月のかんざし、銀製。CIMG4700.JPG

鍋やハサミなど小間物2000品以上に囲まれた店のおじさんは、
私が、2m四方くらいの広さしかない店内を、端から端まで
PICT0192.JPG
小一時間も見て回るものだから
おもしろがって色々説明してくれました。

フランス語、半分以上わからないんだけど
おじさんの説明する表情がおもしろくって
ずっとつきあってしまった。

途中
イタリアから来た夫婦にペーパーナイフを勧め
日本人の観光客に猫の文鎮をお買い上げ頂き、お店も手伝い??ました。
でも。。。
月のかんざしは値引きしてくれなかった
残念ーーーーーっ!!
ああ、でも愉しかった。

はい、帰る前におすましパチリ。
0193clinuncule.JPG

また来ますね。オールヴォアー

今宵も良い月。
みなさまの上にもよい夢を運んでくれますように。


深礼//

タグ:蚤の市 パリ
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