SSブログ
月シリーズ ブログトップ

パリ、モンマルトル、エスニックお月さま [月シリーズ]

おはようございます。

月のモチーフを見かけるとどうしても手が出てしまうお月さまファンの皆さん
私もその一人です。

そんな私のくせ(趣味)を知って、知人が色々なところで出会ったお月さまを
贈ってくれることがあります。
今日は、そんな中から、飛びっきりおしゃれなお月さまをご紹介。

物怖じしないくっきり二重の大きな目 プライドの高そうな鼻 
おしゃべりな肉厚の唇 ぷっくりとふくらんだ頬

出生地は不明。東アジアの匂いがしますねえ

木製
シルバーのスパンコールで全身を包まれ、いつもキラキラと輝いている

友人が出会ったのは、パリ、モンマルトルの丘
ケーブルカーの脇の小道を入ったところにある雑貨屋さん。
日本でもよく見るような、アジア系グッズが所狭しと置いてあるお店

違うのは、「間違っちゃった漢字」柄のクッションが置いてあること。
漢字のパーツをバラバラにして目茶苦茶に配置しているもの、
よく見かけませんか? 特にヨーロッパ。
日本人も、母国語人が見たら相当変な言葉のTシャツ着てたりしますが。


っと、それで思い出したけれど、


スイスの友人が
禿(はげ)と大きく額に書いたキャプをかぶっていて
(その友達は、若くしてすっかり貫禄あるアタマをしているのですが)
ジョークだと思ったけれど一応、これなんて書いてあるか知ってる?
と聞くと
superior / distinguished(秀でてる)
ってことでしょ
NOBUNAGA(信長), HIDEYOSHI(秀吉), SHOGUN(将軍) !!
と嬉しそうに言うものだから
苦笑苦笑。。。
禿 と 秀。。。


そうそう、それから

フランス、ルーヤックという田舎町に出かけた時
ボクはジャポンが大好きなんだ! という
身体中入れ墨だらけの強面のお兄さんが訪ねて来て
どうしても入れ墨で日本語で「LOVE」と入れたいから
腕に書いてくれという。

断ると困ったことになりそうだったので
お兄さんのお母ちゃんごめんなさい と思いながら
下字を描いてあげた。

翌々日、街を出発する時、また訪ねて来て
嬉しそうに腕をまくってみせてくれたんだけど。。。

「愛」が
どう見ても
「受」になってる

私はアッと叫んで血が引いた
お兄さんは私がそんなにびっくりしてくれたのかと
喜色満面

間違っちゃった漢字を見かけると、
あの二人は今はどうしているんだろうって思い出します。


あ、また脱線。 


そうそう、お月さんでした、今日のテーマ。
まだ登場もしていなかった。

こんな漢字、いや感じ。
CIMG4696.JPG

私の家に来た当初は、
自然と溶け合う感じのお月さんが多い中
これほど主張の強いのは初めてだったから
どこを彼女の定位置にしていいやら迷っていて、
どこにおいても所在なさ気でした。

それから二度の引越しを経て、約10年の付き合い。
今ではすっかり古株入りしています。

「モノ」と「人」のバランスは
所有する側と所有される側だけでは
モノは単にモノでしかない。

木のものは呼吸しているから
空気や光によって輝きや深みを増していって
モノに体温を感じる瞬間があったりします。

特に記憶を呼び起こす鍵(キー)として見てゆくと
モノに自分なりの意味がくっついていく。
モノと一緒に自分の成長も感じられたりして面白いです。


さて、長らくお付き合いありがとうございました。
おやすみなさい。


深礼//

パリ、蚤の市、月のかんざし [月シリーズ]

おはようございます。

お月さまのモチーフを見かけると、つい手が出てしまうのは私だけではないでしょう。
本日も、月コレクションにまつわるお話を一つ。


季節は冬。
クリスマス前のパリは歩いているだけでワクワクします。
Soldes(セール)は私にはあまり縁がなく、
専らウインドーショッピングと蚤の市巡り。
PICT0042.JPG
広場が豊富なので、いたる所でサタデーマーケット

パリの地下鉄は、一度のり方を覚えると非常に使い勝手がいいです。
ライン番号と終着駅さえわかれば、乗り換えもその表示をたどればいいし。

お気に入りの市場は、地下鉄4号線の終点、
Porte de Clignancourt ポルト・ドュ・クリニャンクールの蚤の市。
オペラ座あたりから乗っても25分位で着きます。

駅から市場にたどり着くまでの100mは、上野のアメ横のような雰囲気。
露天は同じような古着や靴、革製品、アクセサリーの店がひしめきあって
あまり見るものはない。

蚤の市と言っても規模は大きく、常設の店も多く、迷路のよう。
何と言っても圧巻は、
市場の奥の奥にあるアンティーク家具、鞄、装飾品。
どんな人がどんな暮らしの中で使っていたのかなと想像すると、ワクワク。

どこかの地方の豪邸に下がっていただろうシャンデリア、ふいご、ワイングラス、
ビーズバッグ、鏡、ベッド、暖炉、犬小屋!
持ち主の体温が感じられるような、あまりにも生々しいモノは、
小物でも触れることさえ躊躇します。
何か「気」が残っているような空気が。。。

それで言うと、
必ずといっていいほど、どの国の蚤の市でも、日本のもの、特に日本刀や鎧兜
ばかり集めている店が一軒はあります。ここのも例外でなく、すごい。
おどろおどろしくて私はすぐに退散します。
この場所にあってはいけない気がしてしまいます。

そういえば、ルーブルや大英博物館のエジプトのミイラなど、本来の場所から
移されてしまったものには、毎回同じような気持ちが起こります。。。


さて、そろそろ帰ろうかと思った時、また逢ってしまった。お月さん。
CIMG4702.JPG月のかんざし、銀製。CIMG4700.JPG

鍋やハサミなど小間物2000品以上に囲まれた店のおじさんは、
私が、2m四方くらいの広さしかない店内を、端から端まで
PICT0192.JPG
小一時間も見て回るものだから
おもしろがって色々説明してくれました。

フランス語、半分以上わからないんだけど
おじさんの説明する表情がおもしろくって
ずっとつきあってしまった。

途中
イタリアから来た夫婦にペーパーナイフを勧め
日本人の観光客に猫の文鎮をお買い上げ頂き、お店も手伝い??ました。
でも。。。
月のかんざしは値引きしてくれなかった
残念ーーーーーっ!!
ああ、でも愉しかった。

はい、帰る前におすましパチリ。
0193clinuncule.JPG

また来ますね。オールヴォアー

今宵も良い月。
みなさまの上にもよい夢を運んでくれますように。


深礼//

タグ:蚤の市 パリ
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

世界遺産チェスキークロムロフ、陶磁器のリアルお月さん [月シリーズ]

おはようございます。

またまた旅先でのお月さんとの出会い。

プラハからバスに揺られること3時間、
街全体が世界遺産に指定されている、チェスキー・クロムロフにて。

この町の近くで作られている陶磁器は、白に藍色の染色の綺麗さで有名。

何だかそんな予感がしてキョロキョロしていたら… やっぱり! いました!
ちょこんと帽子を乗せた、半眼のお月さん。

CIMG4695.JPG

顔の輪郭や眼のくぼみ、ほっぺのふくらみまで立体でリアルなんです。
それと、この子(?)の凄いのは、両面に造作されているところ!

大抵のお月さま装飾品は片方の横顔しか見せてくれないのですが、
つるして回転してもかわいい!
眠そうだけど、許しちゃおう。


じゃあ、そろそろ我々も、おやすみなさい。
本日も、良い夢を!


深礼//
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

木のコロコロお月さん [月シリーズ]


おはようございます。

また夜更かしして、彫り彫り。。。

あの人を想いながら。。。

今回でコロコロお月さんは5個めですが、毎回違う風に出来上がっておもしろいです。
穴をあけてペンダントにしてみました。

091112.jpg


木に肌のぬくもりが移って、身に付けていると微妙に色が変わるようです。
この木は、楓。

しばらく手元に置いたら、もらわれていきます。
それまで毎日手に乗せ、楽しみまーす。


深礼//

プラハ、陶器の坊ちゃん月 [月シリーズ]

おはようございます。

月のモチーフを見かけるとどうしても手が出てしまうお月さまファンの皆さん
私もその一人です。

今日のお目見えは、チェコ、プラハの小間物屋さんで出会った「坊ちゃんお月さま」

長いあごとつぶらな瞳がチャーミングな素焼きのお月さまで
手のひらサイズで何に使えるというわけではないのですが、
転がっているだけで、笑顔を誘います。

091111.jpg

こんなにキュートなのに、めちゃくちゃ安かった覚えがあります。
何でも、気に入って購入すると値段をすっかり忘れてしまう私。

そう、何かのCMにありますよね、

「君との時間、プライスレスPriceless!!」

モノの価格は、貨幣によって、絶対評価でなく、相対評価で決まっているもの。
自分の中の絶対評価は、その貨幣価値と比例しないことが多いです。

だから、人にとってはガラクタでも 自分にとってはいくらお金を積まれても
決して譲れない宝もの。

いつもは買い物に出歩く暇が滅多にないので、大抵は旅先で出会います。
だから、旅の思い出や心象風景と重なって、何とも言えない、大切なシンボルになるんですよね。

今夜もプラハのオレンジの街灯りを思い出しながら
お茶しています。

CIMG3826.JPG

みなさんも、どうぞ、よい夜更かしを!?


深礼//

無意識のくせ、月のらくがき [月シリーズ]

おはようございます。

何となく電話しながら自分のメモの周りにペンが動いてて

気がついたら

円がいっぱい とか
文字の中が塗りつぶされて判読不能 とか

無意識に描いている模様って、ないですか?

本日の落書き模様。。。

091107.jpg

所要時間、約40秒。

やっぱり月が気になるらしいわ。

この模様どこかで見たことがあるなあと思ったら、

フランスブルターニュ地方(パリから西に700キロ)の町で立ち寄った、
町に一つしかないお土産やさん (ん?)兼 タバコ屋さん 兼 町の人のたまり場 的
立ち飲みバーキオスクで買った月のペンダントだわ。

091108.jpg

ブルターニュ地方はアイルランドとかと同じ、ケルト人の血が入っているので
教会も厳格で装飾がないさっぱりした石造りの建物で
バターには塩が入っている。フランスパンに合って美味!!
赤ワインにも合うのよね、これが。


ああ。。。お腹がすいてきてしまった


ブタのパテと赤ワインの夢を見ながら、鳴り響くお腹をおさえて
寝ます ぐすん。

みなさまも良い夢を!


深礼//

月シリーズ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。