「月のため息。長い一日が終わり…」2009-7-22皆既日食に寄せて [詩(うた)]
『月のため息。長い一日が終わり…』
ふうっと
真新しい白木綿の枕に 頭が沈んだとき
思いがけず 小さなため息が出た
やっぱり 疲れたなあ 今日は
何千万人もの人に 何時間も見られているなんて
ここ百年にあったか無かったか
記憶に無いくらい 緊張した
ああでも 楽しかった
いつもは サンのおかげで光っているボクだけれど
ボクの存在
ボクの大きさ
それ自体が見てもらえた
一世一代の 大仕事
ずっと見られている主役って 大変
ボクがサンの前に立ちはだかって
アースはドキドキしたって
一瞬にして 昼が夜になり
植物も動物も みんなドキドキしたって
サンは どこにいった?!
アースの住人の
ある人は うろたえ
また
ある人は 歓喜の涙し
いつ戻る? サンは どこ?
くくくっ
ボクとウサこは
その大騒ぎをよそに
束の間の主役を 楽しんだ
ああ でも 疲れたなあ
やっぱり ボク等は
脇役でひっそり
が性に合ってるねって
ウサこと お茶飲みながら
話したんだ
いつもおつかれさま サン
いつも一緒でありがとう ウサこ
いい夢みよう
ぐうっ
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自然界の神秘に地球が湧いた日
宇宙界では どんなことが 起こっていたのだろう。。。
また平穏な日常に戻った太陽と
今日も美しい月を
眺めながら
また 一献いただきました
ごちそうさまでした
深礼
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